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2017年3月

Jカーブ

梅の花がキレイに咲いて春に向かっているのを感じさせます(^^)

さて、"Jカーブ"という言葉を聞いたことがありますか?

1日の飲酒量と相対的な死亡リスクの関係をグラフにすると下の画像のようになります。
(真ん中ら辺の左側の小さめなグラフてす。見にくくてすいません。)

20173262181.jpg

全く飲酒しない場合の死亡リスクを1とすると、適量までは飲酒量が増えるにつれて死亡リスクが下がりますが、適量を超えると死亡リスクも増えます。

それを表すのがこのグラフで、その形からこの現象は「Jカーブ効果」と呼ばれています。

初めに提唱したのはアメリカの保険科学協議会で1993年のことです。
けれど疫学的な調査が主で生理学的な実験はなかったので
科学的根拠に欠けた理論となっていました。

そこで酒類総合研究所と広島大学・加藤範久教授とビール酒造組合との共同研究でJカーブ効果の生理学的検証を行った結果、
マウスやラットでの適量は1%アルコール程度であることがわかりました。

人に換算すると、ビールでは250〜500ml程度、清酒では80〜160mlとなるようです。
焼酎ではアルコール25度だと50ml〜100mlくらいです。

この研究により、少量のアルコールは健康に良いということが分かりました。

しかし下戸の方には適さない可能性がありますのでご注意願います。

いろんな方と話をしているとたまに、昔は水のように酒を飲みまくっていたが今では全く飲まない。
という方とも出会います。

この実験結果も踏まえてですが、
できれば少量のアルコールを、ずっと継続して飲んでくれる方々が増えると
健康という面においても酒造業界においても良いのではないかと思います。

この内容が気になる方はこちらの"広報誌"25号を見てみて下さい。
こちら

大分県宇佐市安心院町|麦焼酎・大分の酒・酒蔵

縣屋酒造(株)

大分県宇佐市安心院町折敷田130

しょうちゅう→焼酎へ

 ちょっとした小ネタです。

 醸造産業新聞社発行の『酒販ニュース』第1940号にも掲載されてましたが、
酒税法での表記が制定以来ずっと品目表記としてつかわれてきた「しょうちゅう」がすべて「焼酎」へと改められることになりました。
これは酒税法制定以来初めてのことです。

このきっかけは、2010年に「酎」が常用漢字に加えられたことによります。

なので、「単式蒸留しょうちゅう」→
    「単式蒸留焼酎」へと改められます。

加えて単式蒸留焼酎の定義にある「いも類」も
「芋類」へと改められます。

この業界の権威的存在でもある鮫島吉廣教授のコラムにも書いてありましたが、本格焼酎の歴史って地位向上のための歴史でもあります。

「乙類」から「本格」と呼ぶことを改めさせ、
乙類焼酎の中でも糖類などの添加物を一切加えていないものを「本格焼酎」と呼ぶことを制定したり、
平成18年には「しょうちゅう」には甲類と乙類があるとする酒税法が改定され、
「単式蒸留しょうちゅう」として晴れて独立を果たしました。

もしかしたら焼酎というものはおじいちゃん世代には日本酒が買えないときに飲む安物の酒、
というイメージがあったりするのかもしれません。

これからはそういうイメージを払拭できるように
酒税法や表記の観点からも、品質の面からも改善して
日本が世界に誇れる國酒として認知されるよう私どもも頑張らなければいけません。

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