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麦について

"トヨノホシ"ポスター撮影に参加してきました。

大分県酒造組合から連絡があり、
大分県が開発したオリジナル二条大麦
"トヨノホシ "のポスターを作成するようで、
その撮影に参加してきました(^^)

トヨノホシを育てている豊後大野市内で
撮影してきました。
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参加者は県内の酒造メーカーと
トヨノホシを作っている農家の方々です。

撮影にはもはや定番でしょうか、ドローンを使いました(^^)

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わかりにくいですが、右側中央あたりなドローン飛んでいます。
農家のみなさんだけで撮影中です(^^)

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ポスターのできあがりはまだ未定のようです。

これも立派な地方創生の一コマです(^^)
国産麦の活用をみなさん応援してください。
よろしくお願いします(^^)

大分県宇佐市安心院町|麦焼酎・大分の酒・酒蔵

縣屋酒造(株)

大分県宇佐市安心院町折敷田130

大麦の歴史

今回は、原料である大麦の歴史について書きたいと思います。

 

大麦は小麦と並んで、世界で最も古い作物の一つです。

約一万年前から、現在のイラクのあたり、メソポタミア文明が栄えた地域で栽培されていたようです。

 

17万年前にアフリカのエチオピアから始まったといわれる人類が、

中近東、アジアへと広がり、さらにシペリア、アラスカを経て南米までたどり着き、

地球上のほぼ大陸全土に広がったのが約一万年前です。

 

その頃、旧石器時代が終わり、新石器時代が始まりました。

シュメール人がメソポタミアにやってきて、この地で農耕と牧畜を始めました。

彼らは大麦と小麦を栽培していました。

 

この麦の生産性がとても高かったために、農耕に専念しなくてもすむ人々が出るようになりました。

要するに食料が豊かにできるようになったため、食べるためだけに生きなくてもよくなっていったのです。

 

神官や職人など農耕に従事にしない人々が出現し、それが文明を生むきっかけとなったようです。

 

古代エジプトでも大麦が主食のパンの原料として使われたことが

ヒエログリフ(3種あるエジプト文字の1つ)に描かれているようです。

 

エジプトでは紀元前約5000年頃から農耕が始まったと言われています。

大麦と小麦はこの頃から栽培されていたと考えられます。

 

その後、時を経て、大麦が日本に渡ってきたのは、1800年ほど前、約3世紀頃です。

小麦よりも1世紀早く伝わりました。

 

3世紀ごろといえば、日本では弥生時代の終わり、女王卑弥呼が邪馬台国を治めていた頃です。

弥生時代の初期とみられる遺跡から、土器に付着した大麦が発見されています。

 

このことから弥生時代の農耕文化において、大麦はすでに重要な作物であったと考えられます。

中国から朝鮮半島を通って伝わってきたと考えられており、奈良時代には日本でも広く栽培されていたことがわかっています。

 

余談ですが、

江戸幕府を開いた天下人、

徳川家康が麦ごはんを好んで食べていたことは

『徳川実記』に記されています。

 

麦ごはんに胃腸を整えるなどの効用があることを、

家康は知っていたのだろうと思われています。

 

世界最古の穀物の一つといわれる大麦。

大麦は食物繊維やビタミンが豊富です。

 

(食物繊維は胚乳の部分に多く含まれ、

ビタミンは胚芽の部分に多く含まれています。)

 

もちろん麦焼酎を飲んでほしいですが、

お米と混ぜて食べると、そこまで食べにくくもないですし、栄養価も高いです。

(麦とろご飯はホントに美味しいと思います(^^))

 

これから暑くなるシーズンにぴったりな

麦茶もノンカフェインで冷却効果もあるようです。

 

ということで、

生活に大麦を取り入れていない方がいましたら

是非麦ご飯や麦茶、もちろん麦焼酎も足しなんで頂きたいと思います。

 

 

(通信販売コーナー作成中)

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麦の種類

今回は、麦焼酎の原料でもある麦の、

その種類について書きたいと思います。

 

実は麦類は世界で一番多く作られている穀物で、

大麦、小麦、ライ麦、 オート麦などその種類は多く、

稲と同じイネ科に分類されています。

 

大麦は世界最古の穀物の一つといわれ、

およそ1万年ほど前から栽培されていたといわれています。

 

そして、日本へは小麦よりも早く、

1,800年ほど前に中国から朝鮮半島を経て伝わったと考えられ、

奈良時代には、日本各地で広く栽培されていました。

 

お米と混ぜて「大麦ごはん」として食べられるようになったのは、

平安時代からと言われています。

 

大麦には皮麦とはだか麦があり、

皮麦は小麦よりも粒が大きいのですが

、はだか麦と小麦では粒の大きさはほとんど差がありません。

 

しかし、主な用途が異なります。

 

大麦の用途は多岐にわたっています。

 

ビールやウイスキーは世界的になじみ深く、

日本では飲料として麦焼酎・麦茶、食品として麦ごはん(精麦)・味噌・水飴、

さらに大麦を粉にして使う大麦めん・香煎(こうせん・麦こがし)などがあります。

 

また、牛・豚・羊・鶏などの家畜を健康に育てるための

飼料としても使われています。

 

小麦は、タンパク質であるグルテンは粘りがあるために、

パンや麺の原料に適しています。

 

一方で、小麦を炊飯すると吸水率が良くないためパサパサになりますので、

麦ごはんには大麦が適しています。

 

大麦はイネ科の植物で、実のなる穂の形によって

「二条種(にじょうしゅ)」と「六条種(ろくじょうしゅ)」とがあります。

 

一般的に二条種の方が粒が大きく、

別名「大粒大麦(だいりゅうおおむぎ)」と呼ばれ、

六条種は「小粒大麦(しょうりゅうおおむぎ)」と呼ばれています。

 

大麦は、その特徴から、

二条大麦と六条大麦、

皮麦とはだか麦、

うるち種ともち種に分類されます。

 

はだか麦は、子実の外皮が剥がれやすく、

粒が裸になる種類があるのでそう呼ばれています。

 

二条大麦 (大粒大麦) おもに

ビール、麦焼酎、 麦ごはんになります。

 

六条大麦 (小粒大麦) おもに

麦茶、麦焼酎、 麦ごはんになります。

 

はだか麦 おもに

麦ごはん、麦焼酎、 麦みそになります。

 

二条大麦と六条大麦の分類は、

穂の形態(「条性」といいます)によるものです。

 

六条大麦は穂の各節に3つづつ並んで小穂がつきます。

 

この3つの小穂が互い違いになり、すべての小穂に粒が実り、

上から見ると6列(*のような形)になるものが六条大麦です。

 

二条大麦は、3つの小穂のうち中央の小穂のみが成長して実り、

上から見ると2列(∞のような形)にみえます。

 

二条大麦は2方向にしか実が成長しないので、

穂が平らに見えます。

 

二条大麦種はビール原料に用いられるため、

「ビール麦」とも呼ばれています。

 

一般的には、二条大麦のほうが六条大麦に比べて大粒になります。

 

お米に「うるち米」と「もち米」があるように,

大麦にも「もち性」と「うるち性」があります。

 

種子中のデンプンはアミロースと アミロペクチンの2種から構成されていますが、

アミロースの割合が少なくなると、デンプンに粘りがでて「もち性」となります。

 

もち性の大麦のことを通称「もち麦」と呼びます。

 

「黒条線(ヘコ)」 麦類の種子には、種子の片面に腹溝とよばれる太い線が一本あります。

 

腹溝は種子が形成される際の水分や養分の通り道となってお り、

大変重要な役割を担っています。

 

この腹溝は種子を精白しても残存しますので、

麦ごはんの麦には「黒条線」とよばれる黒い線がみられます。

(酒類業界では"ヘコ"と言ったりします。)

 

近年、黒条線に沿って麦粒を切断し、黒条線を取り除いた米粒麦などが、

麦ごはん用の商品として広く市販されています。

 

このように、一言で"麦"と言ってもさまざまで、 麦焼酎に関しても、二条大麦で造るよりも、

六条大麦のはだか麦で造ったほうが、ぐっと麦っぽさが出ます。

(そのかわりではないですが、比べて収得量は少ないという特徴もあります。)

 

麦は食物繊維も豊富で、お米と1:3くらいで混ぜると食べにくさもないですし、

これを期に、麦をとりいれた生活をはじめてみてはどうでしょうか(^^)

 

もちろん麦焼酎も足しなんでほしいですが。

 

 

 

(通信販売コーナー作成中)

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