世界の蒸留酒(スコッチ・ウイスキー&アイリッシュ・ウイスキー)
本格焼酎以外にも、世界にはたくさんの蒸留酒が存在します。
今回は、その中でも代表的なものを紹介したいと思います。
1.イギリス スコッチ・ウイスキー
英国スコットランドで製造されるウイスキーのこと。
日本では世界5大ウイスキーの1つに数えられます。
2009年スコッチ・ウイスキー規則により定義され、糖化から発酵、蒸留、熟成までスコットランドで行われたウィスキーのみがスコッチ・ウイスキーと呼ばれます。
麦芽を乾燥させる際に燃焼させる泥炭(ピート)に由来する独特の煙のような香り(スモーキーフレーバー)が特徴の1つですが、
銘柄によってこの香り強さはまちまちです。
スコッチ・ウイスキーはまず、モルト・ウイスキーとグレン・ウイスキーに分かれます。
両者の違いには以下のような点があります。
モルト・ウイスキー=原料は大麦麦芽、蒸留方法は単式蒸留機(本格焼酎と同じ)。
1度蒸留したものをもう1度蒸留するのが一般的。
グレン・ウイスキー=トウモロコシと大麦麦芽を5:1の割合で配合。蒸留方法は連続式蒸留機で連続して行います。
といった感じです。
そして、その原酒を樽で最低3年以上寝かせなければいけません。
アルコールは40~43°くらいが一般的です。
2.アイルランド アイリッシュ・ウイスキー
アイルランド共和国および北アイルランドで生産される穀物を原料とするウイスキーのことです。
日本では世界5大ウイスキーの1つに数えられます。
未発芽の大麦と大麦麦芽を発酵、蒸留して造った原酒を樽で最低3年以上寝かせなければいけません。
アルコールは40~43°くらいが一般的です。
アイリッシュ・ウイスキーは大別して4種類の形態に分かれています。
①ピュアポットスティル・ウイスキー 原料はモルトにした大麦と未発酵の大麦やオート麦などを配合しています。
蒸留方法は単式蒸留機で3回行います。
②モルト・ウイスキー 原料は大麦麦芽です。蒸留方法は単式蒸留器を使用。蒸留回数は2回もしくは3回行います。
③グレン・ウイスキー 原料は穀物(トウモロコシなど)です。蒸留方法は「コラムスティル」という連続式蒸留機で行います。
④ブレンデッド・ウイスキー 原料は複数のモルトの原酒とグレーンの原酒をブレンドします。
都合上、また次回以降引き続き「世界の蒸留酒」を紹介したいと思います。
(通信販売コーナー作成中)
大分県宇佐市安心院町|麦焼酎・大分の酒・酒蔵
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大分県宇佐市安心院町折敷田130
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