2017年1月
出品酒作成中
寒い日が続いています(*_*)
安心院でもうっすらとですが雪が積もったときがありました。
車の運転には特に注意です。
さて、酒造メーカーはこの時期になると、
「酒類鑑評会」が国税局主催で開かれるので
その出品酒造りにとりかかるところが多いと思います。
大分県の酒造メーカーは熊本国税局の管轄になり、
あとは熊本県、宮崎県、鹿児島県も含まれます。
今年は発送の締め切りが2月半ばなのですが、
大分県ではその少し前に県内の酒造メーカーが集まり、
"きき酒会"を開きます。
そこで評価委員の方々がきき酒を行い、
評価の良かったものを熊本国税局の鑑評会の方に出す感じになっています。
ということで、今年はこの4本が候補です。
あとはこのような出品目録などを作成していきます。
今年も去年と同様に常圧も減圧も出してみます。
さてどんな結果になるか、不安ですが今から楽しみです(^^)
大分県宇佐市安心院町|麦焼酎・大分の酒・酒蔵
縣屋酒造(株)
大分県宇佐市安心院町折敷田130
蒸留後の原酒の冷却
新年を迎えてから早くも2週間近く経ってしまいました。
お正月も造りがあり出勤していたせいか、とても早く感じます。
やる仕事がいっぱいあるというのは大変に思えますが幸せなことでもありますよね。
さて、今回は蒸留後に行う縣屋酒造方式の"原酒の冷却"を紹介したいと思います。
そもそも、なぜ原酒を冷やす必用があるのか、
ということですが、ずばり油成分の除去のためです。
しかし、油分の除去には賛否両論あります。
酸化した油分は雑味の要因になるのですが、旨味も含んでいると言われます。
ですから、他のメーカーさんによっては自然と浮いた油分以外は取らないところもあります。
けれど、縣屋酒造では製品がキレイな酒質のものなので、私が入社するずっと前から冷却は行われていました。
取る前と後では品質にも違いが出ます。
私個人の感想ですが、軽くなる感じでスッキリします。
では、実際にどのように行っているかというと、
蒸留後の原酒を貯めるタンクで原酒を循環させながら冷やします。
下の画像のようにタンク下部の"呑み口"から原酒を出します。
このチラーを通すことで冷却されます。
チラーを通しタンク上部から戻します。
そして品温が下がり0℃くらいにまで冷やすとこのような感じで油分が浮きます。
縣屋酒造ではこのような冷却の行程を経てろ過をする、
"冷却ろ過"を行い大部分の油分を取り除きます。
そして、貯蔵タンクへ移動し、貯蔵をはじめます。
大分県宇佐市安心院町|麦焼酎・大分の酒・酒蔵
縣屋酒造(株)
大分県宇佐市安心院町折敷田130