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世界の蒸留酒

世界の蒸留酒9(ソジュ)

  前回からの続きで世界の蒸留酒を紹介したいと思います。

12.韓国 焼酎(ソジュ) 

 ソジュは、朝鮮半島で造られている蒸留酒です。

 日本の焼酎に相当するため”韓国焼酎”と呼ばれたりします。

 

 伝統的にお米から造られてきましたが、第二次世界大戦・朝鮮戦争後から、

 経済成長期にかけてのコメ不足を契機として、ジャガイモ、サツマイモ、小麦、大麦、タピオカなどの

 でんぷんを加えたソジュや、完全にこれらの原料から造るソジュが造られるようになっているようです。

 

 ソジュは無色透明で、アルコール度数は20%から45%までと様々で、これも日本の焼酎と似ていますが、

 20%がもっとも一般的になっていて、健康志向からか度数の低いソジュが好まれる傾向が強まっています。

 

 その味はウォッカなどと似ていますが、製造過程で砂糖や香料が加えられる製品もあります。

 おととし、去年ごろから流行っているフルーツ・ソジュなどはそれにあたります。

 

 ソジュは1300年頃、高麗が元王朝の支配下にあった時期にはじめて製造されたようです。

 

 日本統治時代に大衆化が始まり、日本から麹カビと連続式蒸留装置を用いて

 大量に生産する方式(日本の「焼酎甲類」と同様のもの)が取り入れられたようです。

 

 戦後の高度成長期の韓国では米不足が起こったため、1965年から1991年の間、

 政府は穀物を発酵させたもろみから直接ソジュを蒸留するという伝統的な製法を禁じていました。

 代わりにイモやタピオカなど様々な原料を元に蒸留させた度数の高いエタノールを水と混ぜ希釈し、

 甘味料などで人工的に味をつけた希釈式ソジュが造られるようになりました。

 

 伝統的製法に対する規制は既に撤廃されていますが、安いソジュはなおこうした製法で造られているようです。

 韓国政府は希釈式ソジュのアルコール度数を35%以下と定めています。

 一方で、地方のソジュ業者には伝統的な蒸留法でのソジュ製造に立ち返るところもあるようです。

 

 ジンロ(眞露)は韓国最大のソジュ製造業者であり、

 「チャミスル(참 이슬)」という竹炭で複数回ろ過していることを売りにする製品に人気があるようです。

 そして、ロッテ傘下のトゥサン(斗山)が製造するチョウムチョロム(처음처럼)も人気があるようです。

 

 しかし、面白いのは、ソジュは地域ごとに地元ブランドが愛飲されるという特徴があります。

 例えば、釜山ではデソン酒造のシウォンソジュ(C1ソジュ、시원 소주)に人気があるようですし、

 大邸広域市と慶尚北道圏ではクムボクジュ(株)(금복주㈜)で製造されるチャムソジュ(참소주)が人気のようです。

 

また次回、引き続き「世界の蒸留酒」を紹介したいと思います。

 

(通信販売コーナー作成中)

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